写真の息子は、１８才のさわやかな顔で今も笑っています。
でもその日から私達の笑顔は消えてしまいました。

 

もしもあの子が戻ってきたとしたならば「ぎゅう」して
　絶対離しはいたしません。

 

困ったような顔をして　ひつぎの中に眠る兄　思いもかけぬ旅立ちを よぎなくされて　とまどって　あなたの無念が風に乗り 秋風　風鈴　泣きだした。

 

乳含む　我子の温もり　命の重さ

 

被害者が少なくてよかったと言わないで。
一人でもいれば多くの人の心が痛むのだから。

 

忘れていませんか、親から子　子から孫への命の伝達を

 

私には、守りたい命がいっぱいある　私の命も　誰かの為に大切にしたい。

 

もうじき会える　愛しい命　私を選んでくれてありがとう

 

オギャーと泣く生声は果てしなく響きわたる

 

生きたい　生きたい!　生きたい!!　生きたい!!!

 

先生と呼ばれて、無邪気な笑顔に包まれる幸せ、
いっぱい感じているのに、今日は怒りすぎた。ごめんね。

 

瞬の出来事で、一生分の愛の深さと、命の尊さ　感じたの

 

「お母さん。お母さん」と返事するまで呼びかける。
にっこり微笑む年老いた母。

 

路傍に置かれた　ひとつの花束　思いは天に　届いたろうか